畳の部屋がある賃貸を借りるメリットデメリットや注意点
賃貸物件を探していると、「畳の部屋」がある物件を見かけることがありますよね。
「和室でゆっくりしたいしお布団で寝たい!」お思いの方もいらっしゃる一方、「和室って古臭いかな?」「メンテナンスが大変そう…」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、神戸エリアの賃貸紹介を行う「OGAココヤル不動産」の担当者がプロの視点から、畳の賃貸物件のメリット・デメリット、そして借りる際の注意点について、わかりやすく解説します。これから賃貸物件をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
畳とフローリングの基本的な違い
まず最初に、畳とフローリングの違いについて理解しておきましょう。賃貸物件を選ぶ際の基準として、とても重要なポイントです。
畳とは何か
畳は、い草という植物を編み込んで作られた日本の伝統的な床材です。畳の芯材となる「畳床」に、い草で編んだ「畳表」を縫い付けて作られています。い草特有の香りとやわらかな感触が特徴で、日本の気候に合わせて発展してきた床材です。
フローリングとは何か
フローリングは、木材を加工して作られた洋風の床材です。現代の賃貸物件では主流となっており、掃除がしやすく、洋風の家具との相性が良いという特徴があります。
畳の部屋がある賃貸のメリット
畳の賃貸物件には、フローリングにはない多くの魅力があります。ここでは、実際に住んだ時に感じられる具体的なメリットをご紹介します。
家賃が比較的安い傾向にある
和室のある賃貸物件は、同じエリア・同じ広さのフローリング物件と比較して家賃が安く設定されていることが多いです。これは和室物件の人気がフローリングに比べてやや低いため、大家さんが競争力のある価格設定をしているからです。予算を抑えたい方にとって、大きなメリットとなります。
断熱性と保温性が高い
畳は空気を多く含む構造になっているため、フローリングと比べて断熱性や保温性に優れています。冬場は床からの冷えを感じにくく、夏場は涼しさを保ちやすいという特徴があります。冷暖房費の節約にもつながるでしょう。
調湿機能でお部屋が快適
い草には優れた調湿機能があります。湿気の多い日は湿気を吸収し、乾燥している日には湿気を放出するため、お部屋の湿度を適度に保ってくれます。日本の四季に合った、快適な住環境を作り出してくれるのです。
畳には天然の調湿機能があるため、梅雨時期や冬の乾燥時期でも快適に過ごせます。自然の力でお部屋の環境を整えてくれる優れものです。
クッション性があり防音効果も期待できる
畳はフローリングに比べて柔らかく、クッション性に優れています。小さなお子さんがいる家庭では、転んでもケガをしにくいという安心感があります。また、足音などの生活音を吸収する効果もあるため、下の階への騒音を軽減できます。
い草の香りでリラックス効果
畳特有のい草の香りには、リラックス効果があると言われています。畳の香りを嗅ぐと、何となく心が落ち着くという方も多いのではないでしょうか。ストレスの多い現代社会において、自然な癒やしを感じられる空間は貴重です。
収納スペースが広いことが多い
和室のある賃貸物件には、押し入れや床の間など、フローリングの部屋より広い収納スペースが設けられていることが多いです。布団や季節の衣類など、かさばる物を収納するのに便利です。
畳の部屋がある賃貸のデメリット
メリットがある一方で、畳の賃貸物件にはいくつかのデメリットもあります。事前に知っておくことで、対策を考えることができます。
定期的なメンテナンスが必要
畳は天然素材のため、フローリングに比べて傷みやすく、定期的なお手入れが必要です。一般的に、畳の張替えは以下のような周期で行われます。
| メンテナンス種類 | 目安時期 | 内容 |
|---|---|---|
| 裏返し | 3〜5年 | 畳表を裏返して使用する |
| 表替え | 5〜7年 | 畳表を新しいものに交換する |
| 新畳 | 10〜15年 | 畳全体を新しく交換する |
※上記は一般的な目安です。出典:各種不動産情報サイトより
掃除に手間がかかる
畳の表面には細かな凹凸があるため、ほこりや髪の毛が溜まりやすく、フローリングに比べて掃除に手間がかかります。掃除機をかける際も、畳の目に沿ってゆっくりと動かす必要があります。また、水拭きは基本的にNGで、乾拭きが基本となります。
カビやダニが発生しやすい
畳は湿気を吸収する性質があるため、適切に換気をしないとカビやダニが発生しやすいというデメリットがあります。特に梅雨時期や1階の部屋では注意が必要です。定期的な換気と除湿が欠かせません。
重い家具を置くと跡が残る
畳は柔らかいため、ベッドやタンスなど重い家具を置くと跡が残りやすいです。家具の配置を変えたい時や、退去時に跡が目立ってしまうことがあります。重い家具を置く場合は、畳の下に板を敷くなどの対策が必要です。
傷や汚れが付きやすい
い草は天然素材のため、フローリングに比べて傷や汚れが付きやすく、一度付いてしまうと取れにくいという特徴があります。液体をこぼした場合もシミになりやすいため、注意が必要です。
退去費用が高くなる可能性がある
畳は劣化しやすいため、退去時の原状回復費用がフローリングより高額になる場合があります。特に、タバコのヤニや飲み物のシミ、ペットによる傷など、入居者の過失による損傷は修繕費用を請求される可能性が高いです。
畳の賃貸物件を借りる際の注意点
畳の賃貸物件を借りる際には、いくつかの重要なチェックポイントがあります。契約前に確認しておきましょう。
入居前に畳の状態を確認する
内見の際には、以下の点をしっかりチェックしましょう。
- 畳の色褪せや変色がないか
- シミや汚れの有無
- 畳の凹みや傷の状態
- カビや異臭がないか
- 畳と畳の隙間の状態
入居前の状態を写真に撮っておくと、退去時のトラブル防止になります。
原状回復の範囲を契約書で確認
退去時の原状回復について、契約書に明記されている内容を必ず確認しましょう。一般的に、通常使用による畳の劣化(日焼けなど)は借主の負担にはなりませんが、故意や過失による損傷は修繕費用を請求されます。不明な点は契約前に不動産会社に質問することが大切です。
日常的なメンテナンス方法を理解する
畳を長持ちさせるために、以下のようなメンテナンスを心がけましょう。
- 掃除機は畳の目に沿ってゆっくりかける
- 乾拭きを基本とし、水拭きは避ける
- 定期的に換気をして湿気を逃がす
- 直射日光が当たる場合はカーテンで調整する
- 除湿器やエアコンの除湿機能を活用する
畳の掃除には、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性洗剤、漂白剤は使用しないでください。畳が変色する原因となります。
家具の配置を工夫する
重い家具を置く場合は、畳の下に板やカーペットを敷くことで、跡が残りにくくなります。また、定期的に家具の位置を少しずらすことで、一箇所に負担がかかるのを防げます。
こんな人に畳の賃貸物件がおすすめ
畳の賃貸物件は、以下のような方に特におすすめです。
- 家賃を抑えたい方:同じ条件でもフローリングより安い傾向
- 小さなお子さんがいるご家庭:クッション性があり転んでも安心
- 布団で寝る生活スタイルの方:畳の上に直接布団を敷ける
- リラックスできる空間を求める方:い草の香りで癒やし効果
- 収納スペースを多く必要とする方:押し入れなど収納が充実
まとめ:畳の賃貸物件は理解して選べば快適
畳の賃貸物件には、家賃が安い、断熱性が高い、クッション性があるなど多くのメリットがある一方で、メンテナンスの手間やカビ・ダニの発生リスクなどのデメリットもあります。
大切なのは、畳の特性を理解した上で、自分のライフスタイルに合っているかを判断することです。日常的な掃除や換気をきちんと行えば、畳は長持ちし、快適な住環境を提供してくれます。
神戸エリアで賃貸物件をお探しの際は、ぜひ「OGAココヤル不動産」にご相談ください。お客様一人ひとりのライフスタイルに合った、最適な物件をご提案させていただきます。畳の物件についてのご質問も、お気軽にお問い合わせください。

