賃貸に光通信インターネットを導入する際の注意点【ゲーム・テレワーク】
近年、テレワークやオンラインゲーム、動画配信サービスの普及により、賃貸住宅での高速インターネット環境の重要性が高まっています。
この記事では、神戸エリアの賃貸紹介を行う「ココヤル不動産」の担当者がプロの視点から、賃貸物件で光通信を導入する際の注意点について詳しく解説します。
最近急増している「WiFi無料」の謳い文句に惑わされることなく、本当に快適なインターネット環境を手に入れるための知識をお伝えします。
賃貸物件のインターネット環境の種類と特徴
賃貸物件のインターネット環境は、大きく分けて4つのタイプがあります。それぞれの特徴を理解することで、自分に最適な物件を選択できます。
インターネット完備物件
インターネット完備物件とは、入居と同時にすぐにインターネットが利用できる物件のことです。プロバイダ契約も含めて、すべての手続きが完了している状態です。
手続き不要で即利用可能、初期費用がかからない
回線事業者やプロバイダを選択できない、通信速度が遅い場合がある
インターネット対応物件
インターネット対応物件は、光回線の配線工事は完了しているが、プロバイダ契約は自分で行う必要がある物件です。
光ファイバー導入済み物件
建物に光ファイバーケーブルが引き込まれており、各戸への配線工事が必要な物件です。比較的工事が簡単で、高速通信が期待できます。
未対応物件
インターネット設備が整っていない物件で、自分で回線事業者に工事を依頼する必要があります。
「WiFi無料」物件の落とし穴
「WiFi無料」や「インターネット無料」という謳い文句の物件が増えていますが、実際には多くの問題を抱えている場合があります。
通信速度の問題
無料インターネット物件では、以下のような速度の問題が発生しがちです:
| 時間帯 | 平均速度 | 問題点 |
|---|---|---|
| 平日昼間 | 30-50Mbps | テレワーク時に影響 |
| 夜間(19-23時) | 5-20Mbps | 動画視聴やゲームに支障 |
| 休日 | 10-30Mbps | 全体的に不安定 |
共用回線による帯域不足
多くの無料インターネット物件では、1本の回線を建物全体で共有しているため、利用者が多い時間帯には速度が大幅に低下します。特に以下の状況で問題が顕著になります:
- 夕方から夜間の動画視聴ピーク時
- 週末の長時間利用
- 複数の住戸で同時にオンラインゲームを利用
- テレワークでのビデオ会議が重なる時間帯
回線品質の制限
コスト削減のため、無料インターネット物件では以下のような制限が設けられている場合があります:
- VDSLやケーブルインターネットなど、光回線ではない回線の使用
- 上り速度の大幅な制限
- P2P通信やオンラインゲームの制限
- 時間制限や容量制限
ゲーム・テレワークに必要な回線速度の目安
用途別に必要な通信速度の目安を理解することで、自分に適したインターネット環境を選択できます。
テレワークに必要な速度
| 用途 | 推奨下り速度 | 推奨上り速度 |
|---|---|---|
| メール・資料作成 | 10Mbps | 5Mbps |
| ビデオ会議(1対1) | 25Mbps | 10Mbps |
| ビデオ会議(多人数) | 50Mbps | 20Mbps |
| 大容量ファイル送受信 | 100Mbps | 50Mbps |
オンラインゲームに必要な速度
オンラインゲームでは、速度だけでなくPing値(応答速度)も重要です:
- FPS・格闘ゲーム:下り30Mbps以上、Ping値15ms以下
- MMORPGゲーム:下り20Mbps以上、Ping値30ms以下
- カジュアルゲーム:下り10Mbps以上、Ping値50ms以下
- ゲーム配信:上り50Mbps以上推奨
賃貸で光回線を導入する際の手順と注意点
事前確認が必要な項目
光回線の導入前に、以下の項目を必ず確認しましょう:
- 建物の光回線対応状況
- 管理会社・大家さんの工事許可
- 既存の配線設備
- 希望する回線事業者の提供エリア
管理会社・大家さんへの相談方法
無許可での工事は契約違反となる可能性があるため、必ず事前に相談が必要です。相談時には以下の点を明確に伝えましょう:
工事内容の詳細、工事期間、復旧作業の有無、費用負担について具体的に説明する
工事の種類と内容
光回線工事は、建物の状況によって内容が変わります:
| 工事タイプ | 内容 | 所要時間 | 立会い |
|---|---|---|---|
| 無派遣工事 | 設備切り替えのみ | なし | 不要 |
| 派遣工事(簡易) | 宅内機器設置 | 30分〜1時間 | 必要 |
| 派遣工事(標準) | 配線・機器設置 | 1〜2時間 | 必要 |
おすすめの光回線事業者比較
主要事業者の特徴
賃貸住宅で利用しやすい主要な光回線事業者をご紹介します:
| 事業者 | 最大速度 | 月額料金目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| フレッツ光 | 1Gbps | 4,000円〜 | 提供エリアが広い |
| ドコモ光 | 1Gbps | 4,400円〜 | スマホセット割 |
| auひかり | 1Gbps | 4,180円〜 | 独自回線で安定 |
| NURO光 | 2Gbps | 5,200円〜 | 高速通信対応 |
選択時のポイント
- スマートフォンとのセット割引の有無
- プロバイダ料金込みかどうか
- 工事費用の負担
- 契約期間と解約金
- サポート体制の充実度
快適なインターネット環境を実現するコツ
WiFiルーターの選び方
光回線を導入しても、WiFiルーターの性能が低いと速度が出ません。以下の点に注意して選択しましょう:
- IEEE 802.11ac(Wi-Fi 5)以上の規格対応
- デュアルバンド(2.4GHz・5GHz)対応
- MU-MIMO技術搭載
- ビームフォーミング機能
設置場所の最適化
WiFiルーターの設置場所は通信品質に大きく影響します:
部屋の中央、床から1〜2メートルの高さ、障害物から離れた場所
有線接続の活用
特に重要な用途では、WiFiではなく有線LANケーブルでの接続を推奨します:
- テレワークでのビデオ会議
- オンラインゲーム
- 大容量ファイルのアップロード
- ライブ配信
トラブル時の対処法
速度が遅い場合の対策
インターネット速度が遅い場合は、以下の対策を試してみましょう:
- 速度測定サイトで実際の速度を確認
- WiFiルーターの再起動
- 接続機器数の見直し
- 有線接続での速度確認
- プロバイダへの相談
接続が不安定な場合
接続が頻繁に切れる場合の対処法:
- WiFiチャンネルの変更
- ファームウェアの更新
- 干渉源の確認・除去
- LANケーブルの交換
まとめ:賢い光通信選択のポイント
賃貸住宅での光通信導入は、事前の調査と適切な選択が成功の鍵となります。「WiFi無料」という謳い文句に惑わされず、自分の利用用途に合った環境を選択することが重要です。
①建物の対応状況確認 ②管理会社への事前相談 ③用途に合った速度の確保 ④信頼できる事業者の選択
テレワークやオンラインゲームなど、高速・安定した通信が必要な用途がある場合は、多少のコストをかけても自分で光回線を契約することを強く推奨します。快適なインターネット環境は、現代の生活において必要不可欠な投資と言えるでしょう。
神戸エリアで賃貸物件をお探しの際は、ココヤル不動産までお気軽にご相談ください。インターネット環境を重視した物件選びをサポートいたします。

