賃貸にもう一台エアコンを追加する際の注意点や知っておくべきポイント
この記事では、神戸エリアの賃貸紹介を行う”OGAココヤル不動産”の担当者がプロの視点から、賃貸物件でエアコンを追加設置する際の注意点について詳しく解説します。
既存のエアコンだけでは暑さや寒さが十分にしのげない場合、もう一台エアコンを追加したいと考える方も多いでしょう。
しかし、賃貸物件でのエアコン追加には、許可の取得から費用負担、退去時の対応まで、知っておかなければならないポイントがたくさんあります。
ぜひこの記事を読んでエアコンを追加する際の参考にしてください。
賃貸でエアコンを追加する前に確認すべき基本事項
大家さん・管理会社からの許可は必須
賃貸物件でエアコンを追加設置する際に、まず理解しておかなければならないのは、大家さんや管理会社からの事前許可が必ず必要ということです。これは法的にも重要なルールとなっています。
エアコンの取り付け工事では、室内機を固定するために壁にネジ穴を開ける作業や、室外機との配管を通すための穴開け工事が必要になります。これらの工事は建物の構造に影響を与えるため、必ず事前許可が必要です。
許可を取らずに勝手にエアコンを設置した場合、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。
- 契約違反として指摘される
- 工事費用の弁償を求められる
- 原状回復費用を請求される
- 最悪の場合、退去を求められることもある
賃貸借契約書の確認方法
エアコン設置の許可申請をする前に、まず賃貸借契約書にエアコン設置に関する条項がないかを確認しましょう。契約書に「エアコン取り付けは自由」という内容があれば、基本的には許可は不要となります。
| 契約書の記載内容 | 対応方法 |
|---|---|
| 「エアコン設置自由」の記載がある | 事前許可は不要(ただし報告は推奨) |
| 「工事には許可が必要」の記載がある | 必ず事前に許可申請を行う |
| エアコンに関する記載がない | 管理会社に確認・許可申請を行う |
エアコン追加設置の費用相場と内訳
2025年最新の費用相場
賃貸物件にエアコンを追加設置する場合の費用は、エアコン本体代金と工事費用の両方を考慮する必要があります。2025年の最新情報に基づく費用相場をご紹介します。
| 項目 | 費用相場 | 備考 |
|---|---|---|
| エアコン本体(6-8畳用) | 40,000円~70,000円 | 標準的な機能のモデル |
| エアコン本体(10-12畳用) | 50,000円~120,000円 | 高性能モデルも含む |
| 標準工事費 | 13,500円~25,000円 | 配管2m、標準的な設置 |
| 追加工事費 | 10,000円~30,000円 | 設置条件により変動 |
追加工事が必要になるケース
標準工事費以外に、設置場所の条件によって追加費用が発生することがあります。特に賃貸物件では以下のような追加工事が必要になることが多いです。
- 配管用の穴あけ工事:既存の穴がない場合(8,000円~15,000円)
- コンセント・電圧工事:専用コンセントがない場合(8,000円~20,000円)
- 室外機設置工事:屋根置きや壁面設置の場合(10,000円~25,000円)
- 配管化粧カバー:外観を整える場合(5,000円~12,000円)
複数の工事業者から見積もりを取ることで、費用を抑えることができます。また、エアコン購入時に工事も一緒に依頼すると、セット割引を受けられる場合があります。
設置場所の確認と工事の流れ
設置可能な場所の条件
エアコンを追加設置する際は、設置場所が工事可能な状態かどうかの確認が重要です。賃貸物件では特に以下の条件を満たす必要があります。
- 室内機を取り付ける壁の強度が十分であること
- 室外機を設置するスペースがあること
- 電気容量が足りていること
- 配管を通すルートが確保できること
- 近隣住戸への騒音配慮ができること
工事の基本的な流れ
エアコン追加工事は以下のような流れで進められます。各段階で注意すべきポイントも含めて説明します。
| 段階 | 作業内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 1. 事前調査 | 設置場所の確認・測定 | 管理会社立ち合いの場合もある |
| 2. 配管穴あけ | 室内機と室外機をつなぐ穴の開口 | 建物構造を傷つけないよう注意 |
| 3. 室内機設置 | 壁面への室内機取り付け | しっかりとした固定が必要 |
| 4. 室外機設置 | 適切な場所への室外機設置 | 近隣への配慮が重要 |
| 5. 配管・電気工事 | 冷媒配管と電線の接続 | 安全性の確認が必須 |
| 6. 動作確認 | 正常運転の確認 | 工事完了の確認書類を保管 |
退去時の対応と原状回復について
原状回復の基本ルール
賃貸物件では、退去時に部屋を借りた当初の状態に戻す「原状回復義務」があります。自分で設置したエアコンについても、基本的には撤去が必要となります。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、入居者が自己都合で設置した設備は退去時に撤去することが原則とされています。ただし、大家さんとの合意により残置することも可能です。
退去時の選択肢と費用
退去時のエアコンの取り扱いについては、以下の選択肢があります。
- 撤去して持参:取り外し費用5,000円~10,000円
- 次の住居で再利用:移設費用20,000円~40,000円
- 残置物として残す:大家さんとの合意が必要
- 処分する:リサイクル料金1,000円程度
| 選択肢 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 撤去・持参 | 次の住居でも使える | 取り外し・再設置費用がかかる |
| 残置 | 撤去費用がかからない | 大家さんの同意が必要 |
| 処分 | 手間がかからない | エアコンの価値を活用できない |
原状回復でトラブルを避けるポイント
退去時のトラブルを避けるために、以下の点に注意しましょう。
- 設置時の工事写真を保存しておく
- 大家さんとの許可のやり取りを書面で残す
- 専門業者による適切な撤去工事を依頼する
- 配管穴の処理を適切に行う
よくあるトラブルと対処法
許可に関するトラブル
エアコン設置でよく発生するトラブルとその対処法をご紹介します。事前に知っておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
問題:「口約束で許可をもらったが、後から問題になった」
対処法:必ず書面やメールで許可の記録を残しましょう。管理会社を通じて正式な許可書をもらうことが重要です。
工事に関するトラブル
工事業者選びと工事内容についてもトラブルが発生することがあります。
- 見積もりと実際の費用が異なる:事前に詳細な見積もりを取得
- 工事中に建物を傷つける:保険に加入している業者を選択
- 近隣からの苦情:工事前の挨拶と適切な時間帯での作業
- 工事の質が悪い:実績のある業者選びと保証内容の確認
費用に関するトラブル
費用面でのトラブルを避けるために、以下の点を確認しましょう。
| 確認項目 | チェックポイント |
|---|---|
| 見積もりの詳細 | 追加費用の可能性を事前に確認 |
| 支払い条件 | 分割払いの可否や支払いタイミング |
| 保証内容 | 工事保証と製品保証の期間・範囲 |
| キャンセル料 | 工事キャンセル時の費用負担 |
エアコン追加を成功させるための実践的アドバイス
業者選びのポイント
良い工事業者を選ぶことは、エアコン追加設置を成功させる重要な要素です。以下の基準で業者を選びましょう。
- 資格と実績:電気工事士の資格を持ち、賃貸物件での工事実績が豊富
- 保険加入:賠償責任保険に加入している
- 見積もりの透明性:詳細な内訳を提示してくれる
- アフターサービス:工事後のサポート体制が整っている
- 近隣配慮:騒音対策や時間配慮ができる
設置後のメンテナンス
エアコンを長く快適に使用するために、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
- フィルターの清掃(月1-2回)
- 室外機周辺の清掃(年2-3回)
- プロによるクリーニング(年1回)
- 異常音や効きの悪さを感じたら早めの点検
プロによるエアコンクリーニングは12,000円~30,000円程度です。定期的にメンテナンスを行うことで、電気代の節約と故障の予防につながります。
次の引越しまで考えた計画
賃貸住まいの場合、将来の引越しも考慮してエアコン設置を検討することが重要です。
- 移設費用を含めた総合的なコスト計算
- 次の住居での使用可能性の確認
- エアコンの耐用年数(一般的に10-15年)
- 技術の進歩による買い替え時期の検討
賃貸物件でのエアコン追加は、適切な手続きを踏むことで安全かつスムーズに行うことができます。大家さんや管理会社との良好な関係を保ちながら、快適な住環境を整えていきましょう。何か不明な点がございましたら、OGAココヤル不動産までお気軽にご相談ください。

