騒音が気になる時の賃貸でもできるDIYなどの対策方法を紹介!
賃貸物件で暮らしていると、騒音の問題は誰もが一度は経験する悩みではないでしょうか。
隣の部屋の話し声、上の階からの足音、外からの車の音など、さまざまな騒音が日々の生活にストレスを与えることがあります。
この記事では、神戸エリアの賃貸紹介を行う「OGAココヤル不動産」の担当者がプロの視点から、賃貸物件で自分でできる騒音対策について詳しく解説します。
工事不要のDIY対策から防音グッズの選び方まで、あなたの快適な生活をサポートする情報をお届けします。
また、大家や管理会社に相談するなどは次の記事で詳しく解説していますので、こちらも併せてチェックしてみてください。

賃貸物件で騒音が発生する主な原因
騒音対策を考える前に、まずはどのような音が問題になりやすいのかを理解しておきましょう。賃貸物件での騒音は大きく分けて3つの種類があります。
生活音による騒音
日常生活で発生する音が、建物の構造によっては騒音となってしまいます。上の階からの足音、ドアの開閉音、掃除機や洗濯機の音、話し声やテレビの音などが代表的です。特に木造アパートや軽量鉄骨構造の建物では、音が伝わりやすい傾向があります。
外部からの騒音
道路に面した物件では、車やバイクの走行音、工事の音、近隣の話し声などが窓から入ってきます。また、駅や繁華街に近い立地では、電車の音や人通りの多さからくる騒音も問題になることがあります。
建物の構造による音の伝わり方
建物の構造によって防音性能は大きく異なります。以下の表で各構造の特徴を見てみましょう。
| 構造の種類 | 防音性 | 特徴 |
|---|---|---|
| 鉄筋コンクリート(RC造) | 高い | 密度が高く、最も防音性に優れている |
| 軽量鉄骨 | 中程度 | 木造よりは防音性が高いが、RC造には劣る |
| 木造 | 低い | 音が伝わりやすく、騒音トラブルが起きやすい |
賃貸でもできるDIY騒音対策【場所別】
賃貸物件でも、原状回復ができる範囲で様々な騒音対策が可能です。ここでは場所別に具体的な対策方法をご紹介します。
床からの騒音対策
下の階への音漏れが心配な方や、上の階からの足音が気になる方におすすめの対策です。
- 防音マット・カーペットを敷く
厚手の防音マットを床に敷くことで、足音や物を落とした時の衝撃音を軽減できます。遮音等級LL35レベルのマットなら、最大82%の音をカットする効果があります。特にリビングや寝室に敷くことで、快適な生活空間を作れます。 - ジョイントマットの活用
コルク素材やEVA素材のジョイントマットは、取り外しが簡単で賃貸物件に最適です。特にデスクや椅子の下に設置すると効果的です。汚れた部分だけ交換できるのも便利なポイントです。 - 厚手のラグを重ねる
既存のカーペットの上に厚手のラグを重ねることで、さらに防音効果を高めることができます。インテリアとしても楽しめるため、一石二鳥の対策です。 - 防音カーペット「静床ライト」などの専門製品
防音専用に開発されたカーペットは、通常のカーペットよりも高い遮音性能を持っています。賃貸でも敷くだけで使用できます。
防音マットを選ぶ際は、厚さだけでなく「遮音等級(LL値)」を確認しましょう。LL-45以下であれば、一般的な生活音に対して効果的です。数値が小さいほど遮音性能が高くなります。
壁からの騒音対策
隣の部屋からの音が気になる場合は、壁の防音対策が有効です。
- 吸音パネルの設置
壁に立てかけるタイプの吸音パネルなら、壁に穴を開けずに設置できます。室内の音を吸収し、反響音を減らす効果があります。デザイン性の高い製品も多く、インテリアとしても活用できます。 - ワンタッチ防音壁の活用
吸音材と遮音シートを組み合わせた防音ボードを壁際に置くことで、30〜35dBの遮音効果が期待できます。設置も簡単で、引越しの際も持ち運びできます。 - 家具の配置を工夫する
本棚やクローゼットなど、厚みのある家具を隣室との境界壁に配置することで、簡易的な防音効果を得られます。特に本がぎっしり詰まった本棚は優れた遮音材になります。 - DIYで防音壁を自作する
吸音材と遮音シートを重ねてボード状にする方法もあります。ホームセンターで材料を揃え、マスキングテープで固定すれば壁を傷つけずに設置可能です。
遮音シートを使用する場合は、木造住宅の壁では最低でも2枚以上の重ね貼りが必要です。1枚では質量増の割合が不十分で、期待した効果が得られないため注意しましょう。
窓からの騒音対策
外からの騒音は主に窓から入ってきます。窓の防音対策は特に重要です。
- 防音カーテンの取り付け
厚手の防音カーテン「コーズプレミア」などに交換するだけで、外部からの騒音を軽減できます。遮光・遮熱効果もあるため、冷暖房効率の向上にもつながります。 - 防音ライナーの追加
既存のカーテンの裏に防音ライナーを取り付けることで、手軽に防音効果を高められます。カーテンレールに吊るすだけなので、賃貸でも安心です。 - 隙間テープで密閉性を高める
窓枠の隙間に隙間テープを貼ることで、音の侵入を防ぎます。費用も数百円程度で済むため、まず試してみる価値があります。防音だけでなく、冷気や虫の侵入も防げます。 - 窓用ワンタッチ防音ボードの設置
取り外し可能な窓用防音ボードを窓に立てかけることで、約30dBの遮音効果が得られます。夜間だけ設置するなど、使い分けも可能です。窓枠に合わせてカットできる製品もあります。 - 二重カーテンにする
レースカーテンと厚手のカーテンの間に、さらに防音カーテンを追加することで、三重の防音効果を得られます。
ドアからの騒音対策
ドアの隙間からも音は漏れやすいため、しっかり対策しましょう。
- 隙間テープ・遮音テープの活用
ドア枠に隙間テープを貼ることで、音漏れを防ぎます。特にドアの下部は隙間が大きいため、重点的に対策しましょう。 - ドアにソフトクローズを心がける
ドアをゆっくり閉める習慣をつけることで、開閉音を大幅に軽減できます。閉める際は最後まで手で支えるようにしましょう。 - ドアの裏に吸音材を貼る
取り外し可能な吸音パネルをドアの裏側に貼ることで、音の反響を抑えられます。マスキングテープで固定すれば原状回復も可能です。
賃貸でも安心!おすすめ防音グッズと費用の目安
ここでは、賃貸物件で使える実用的な防音グッズと、それぞれの費用目安をご紹介します。
| 防音グッズ | 効果 | 費用目安 | 設置の簡単さ |
|---|---|---|---|
| 防音マット・カーペット | 床からの騒音を軽減(最大82%カット) | 5,000〜20,000円 | ★★★ |
| 防音カーテン | 窓からの騒音を軽減 | 5,000〜15,000円 | ★★★ |
| 吸音パネル | 壁からの騒音・反響音を軽減 | 3,000〜10,000円 | ★★☆ |
| 隙間テープ | 窓・ドアの隙間を埋める | 500〜2,000円 | ★★★ |
| 窓用防音ボード | 外部からの騒音を大幅に軽減(約30dB) | 10,000〜30,000円 | ★★☆ |
| ジョイントマット | 足音・衝撃音を軽減 | 2,000〜8,000円 | ★★★ |
6畳の部屋一辺に本格的な防音対策を施す場合、15,000〜30,000円程度が目安です。高品質な素材を使用する場合は50,000〜80,000円ほどになります。まずは隙間テープなど低コストの対策から始めて、効果を見ながら追加していくことをおすすめします。
効果的な防音対策の組み合わせ方
防音対策は、単独で行うよりも複数の方法を組み合わせることで、より高い効果が得られます。
外部騒音が気になる場合の組み合わせ
- 窓に隙間テープを貼る(密閉性向上)
- 防音カーテンを取り付ける(音の吸収)
- 夜間は窓用防音ボードを追加(遮音性強化)
この3段階の対策で、外部からの騒音を大幅に軽減できます。費用は合計20,000〜50,000円程度です。
上下階の音が気になる場合の組み合わせ
- 床全体に防音マットを敷く(衝撃音の軽減)
- 椅子やテーブルの脚にフェルトを貼る(擦れ音の防止)
- スリッパを履く習慣をつける(足音の軽減)
これらの対策で、上の階への音漏れと下の階からの騒音の両方に効果があります。
隣室の音が気になる場合の組み合わせ
- 壁際に本棚などの家具を配置(遮音層の追加)
- 吸音パネルを設置(反響音の軽減)
- 寝室側の壁には防音ボードを追加(就寝時の静音性確保)
自分が騒音の原因にならないための配慮
騒音対策は、被害を受ける側だけでなく、自分が加害者にならないための配慮も大切です。日常生活で少し気をつけるだけで、周囲への音の影響を大きく減らすことができます。
日常生活で心がけたいこと
- 玄関や窓の戸はゆっくり閉める
ドアを閉める際は、最後まで手で支えてゆっくり閉めることで、バタンという大きな音を防げます。 - 早朝・夜間(22時以降、7時以前)の洗濯機や掃除機の使用は避ける
洗濯機の振動音や掃除機の音は、特に夜間は響きやすいため、時間帯に配慮しましょう。 - テレビや音楽の音量に注意する
壁に向かってスピーカーを置かない、ヘッドホンを活用するなどの工夫が効果的です。 - 椅子の脚にフェルトを貼る
椅子を引く音は意外と響きます。100円ショップで購入できるフェルトシールを貼るだけで大きく改善します。 - 室内ではスリッパを履く
かかとのある履物を履くことで、足音を軽減できます。底の厚いスリッパがおすすめです。 - 夜間の長電話や大声での会話は控える
声は意外と壁を通して伝わります。夜間の電話はベランダや屋外で行うなどの配慮をしましょう。 - 物を落とさないよう注意する
床に物を落とす音は階下に響きやすいため、特に夜間は注意が必要です。
生活リズムを整える工夫
騒音を気にせず生活できる時間帯を有効活用することも大切です。
- 掃除や洗濯は日中の時間帯に行う
- 音の出る作業は休日の昼間にまとめる
- 夜間は静かに過ごす習慣をつける
- 屋外で過ごす時間を作る(長電話、楽器の練習など)
防音対策の効果を高めるコツ
防音グッズを導入した後も、使い方次第で効果が変わります。以下のコツを押さえておきましょう。
定期的なメンテナンス
- 隙間テープの貼り替え
隙間テープは経年劣化で粘着力が弱まります。半年〜1年ごとに貼り替えることで効果を維持できます。 - 防音マットの清掃
ホコリが溜まると防音効果が低下します。定期的に掃除機をかけましょう。 - カーテンの洗濯
防音カーテンも定期的に洗濯することで、吸音効果を保てます。洗濯表示を確認して適切にケアしましょう。
季節による調整
季節によって騒音の種類や程度が変わることがあります。
- 夏場
窓を開ける機会が増えるため、外部からの騒音対策が重要です。網戸用の防音シートも効果的です。 - 冬場
窓を閉め切る時期は、室内の反響音対策に重点を置きましょう。暖房器具の音にも注意が必要です。
入居前にできる騒音対策の物件選び
これから賃貸物件を探す方は、以下のポイントをチェックすることで騒音トラブルを予防できます。
建物構造をチェック
- 鉄筋コンクリート造(RC造)の物件を優先する
- 壁の厚さを確認する(内見時に壁を軽く叩いて確認)
- 二重床・二重天井の物件を選ぶ
立地と部屋の位置
- 最上階や角部屋を選ぶ(上下左右の接する部屋が少ない)
- 大通りや線路から離れた立地を選ぶ
- エレベーターやゴミ置き場から離れた部屋を選ぶ
内見時の確認ポイント
- 窓のサッシの種類を確認(二重サッシは防音効果が高い)
- 実際に窓を開けて外の音を確認
- 隣室との壁を軽く叩いて厚さを確認
- 時間帯を変えて複数回内見する(昼間と夜間で騒音環境が変わる)
まとめ
賃貸物件での騒音問題は、適切な対策を行うことで大幅に改善できます。まずは隙間テープなどの低コストで手軽な対策から始めて、効果を確認しながら防音マットやカーテン、吸音パネルなどを追加していくことをおすすめします。
防音対策のポイントは、複数の方法を組み合わせることです。床・壁・窓・ドアのそれぞれに適した対策を施すことで、相乗効果が得られます。また、これらの対策はすべて原状回復が可能なため、賃貸物件でも安心して実施できます。
自分自身が騒音の原因にならないよう、日常生活での配慮も忘れずに。ドアをゆっくり閉める、夜間は静かに過ごすなど、ちょっとした心がけがお互いの快適な生活につながります。
神戸エリアで賃貸物件をお探しの際は、防音性の高い物件選びについても「OGAココヤル不動産」にお気軽にご相談ください。あなたに最適な物件探しをサポートいたします。DIY対策と物件選びの両面から、快適な賃貸ライフを実現しましょう。


