突っ張り棒で賃貸に穴やヒビがおきてしまったらどうするべき?
この記事では、神戸エリアの賃貸紹介を行う”OGAココヤル不動産”の担当者がプロの視点から、突っ張り棒で賃貸物件の壁に穴やヒビを開けてしまった場合の対処法について詳しく解説します。賃貸物件における突っ張り棒のトラブルは意外と多く、適切な対処法を知っておくことで無駄な費用を避けることができます。
突っ張り棒で壁に穴や傷ができる主な原因
突っ張り棒で壁に穴や傷ができてしまう原因を理解することで、同じ失敗を防ぐことができます。まず、どのような状況で壁が傷んでしまうのかを見ていきましょう。
圧力のかけすぎによる壁の変形
突っ張り棒を設置する際に最も多いトラブルが、設置時の圧力のかけすぎです。突っ張り棒をしっかり固定しようとして必要以上に圧力をかけると、壁紙や石膏ボードが押し込まれて凹みができてしまいます。特に石膏ボードの壁は比較的柔らかく、強い圧力によって簡単に変形してしまうのです。
重量物の設置による負荷
突っ張り棒に重いものを掛けすぎることで、壁に過度な負荷がかかり、穴や傷の原因となります。各突っ張り棒には耐荷重の制限があり、この制限を超えた使用は壁の損傷リスクを大幅に高めます。
- 衣類を大量に掛ける
- 重い雑貨や本を置く
- 複数のカーテンを設置する
設置面の材質による影響
賃貸物件の壁材によって、突っ張り棒の影響度合いが変わります。以下の表で主な壁材の特徴を確認してみましょう。
| 壁材の種類 | 傷みやすさ | 主な注意点 |
|---|---|---|
| 石膏ボード | 高い | 圧力で凹みやすく、穴が開きやすい |
| 木材 | 中程度 | 表面に跡が残りやすい |
| コンクリート | 低い | 硬いが、表面の塗装が剥がれる可能性 |
穴やヒビができてしまった場合の対処法
実際に壁に穴やヒビができてしまった場合、慌てずに適切な対処をすることが重要です。まずは被害の状況を正確に把握し、必要な手続きを進めていきましょう。
被害状況の確認と記録
まず最初に行うべきことは、被害状況の詳細な確認と記録です。後のトラブル回避のため、以下の点を必ず確認してください。
- 損傷部分の写真を複数の角度から撮影する
- 損傷の大きさ(直径や深さ)を測定する
- 損傷の発生日時を記録する
- 使用していた突っ張り棒の種類や耐荷重を確認する
管理会社・大家への報告
損傷を発見したら、速やかに管理会社や大家に報告することが大切です。報告を怠ると、退去時により大きな問題となる可能性があります。報告時には、撮影した写真と共に損傷の原因と状況を正直に説明しましょう。
早期の報告は誠意の表れとして評価され、修繕費用の交渉において有利に働く場合があります。隠そうとせず、正直に報告することが最も重要です。
原状回復費用の負担について
賃貸物件で突っ張り棒による損傷が発生した場合、誰がその修繕費用を負担するのかは非常に重要な問題です。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に基づいて解説します。
借主負担となるケース
突っ張り棒による壁の損傷は、基本的に借主の故意・過失による損耗として扱われるため、原状回復費用は借主の負担となることが多いです。
- 設置方法の誤りによる損傷
- 耐荷重を超えた使用による破損
- 適切な保護材を使用しなかった場合の傷
修繕費用の相場
突っ張り棒による壁の損傷の修繕費用は、損傷の程度によって大きく異なります。以下が一般的な相場です。
| 損傷の程度 | 修繕費用の相場 | 作業内容 |
|---|---|---|
| 軽微な凹み(壁紙のみ) | 1,000~3,000円/㎡ | 壁紙の部分張替え |
| 小さな穴(直径5mm以下) | 5,000~10,000円 | パテ埋め+壁紙張替え |
| 中程度の穴(直径1~5cm) | 20,000~40,000円 | 石膏ボード補修+壁紙張替え |
| 大きな損傷(直径10cm以上) | 50,000~100,000円 | 石膏ボード交換+壁面全体の張替え |
経年劣化による負担軽減
ただし、入居期間が長い場合は経年劣化による負担軽減が適用される可能性があります。壁紙の耐用年数は6年とされており、入居年数に応じて借主の負担割合が減少します。
突っ張り棒を安全に使うための予防策
今後同じような問題を避けるために、突っ張り棒を安全に使用するための予防策を覚えておきましょう。適切な使用方法を守ることで、壁を傷つけずに便利に活用できます。
適切な保護材の使用
突っ張り棒と壁の間に保護材を挟むことで、壁への直接的な圧力を軽減できます。
- ゴムパッド:滑り止めと保護を兼ねる
- フェルト:柔らかく壁に優しい
- 壁面ガード:専用の保護具で安定性も向上
- 耐震マット:地震対策にもなる
正しい設置方法の実践
突っ張り棒の設置時には、以下のポイントを必ず守りましょう。
- 水平(垂直)な設置を心がける
- 適切な圧力で固定する(回しすぎない)
- 耐荷重を確認し、超えないよう注意する
- 定期的に緩みがないかチェックする
突っ張り棒は「突っ張る」ものではなく「支える」ものです。過度な圧力をかけず、適度な張力で設置することが壁を傷めない秘訣です。
トラブル回避のための契約時の確認事項
賃貸契約を結ぶ際に、突っ張り棒の使用に関する事項を事前に確認しておくことで、後のトラブルを避けることができます。
契約書の重要項目
賃貸契約書で確認すべき重要な項目は以下の通りです。
- 原状回復に関する特約事項
- 禁止されている設備や改造の範囲
- 敷金の使用用途と返還条件
- 修繕費用の負担区分
事前相談の重要性
突っ張り棒の使用について事前に相談しておくことで、使用可能な範囲や注意点を明確にできます。管理会社によっては、推奨する保護材や設置方法を教えてくれる場合もあります。
修繕費用を抑えるための交渉術
万が一損傷が発生してしまった場合でも、適切な交渉により修繕費用を抑えることが可能です。
見積もりの複数取得
管理会社から提示された修繕費用が適正かどうか判断するため、複数の業者から見積もりを取得することをお勧めします。相場を知ることで、過剰な請求を避けることができます。
部分修繕の提案
壁面全体の張替えではなく、損傷部分のみの修繕で済む場合は、部分修繕を提案してみましょう。費用を大幅に抑えることができる可能性があります。
まとめ
突っ張り棒で賃貸物件の壁に穴やヒビを開けてしまった場合は、まず冷静に状況を把握し、速やかに管理会社に報告することが重要です。修繕費用は基本的に借主負担となりますが、適切な対処により費用を抑えることも可能です。
何より大切なのは予防策です。適切な保護材を使用し、正しい設置方法を守ることで、壁を傷つけずに突っ張り棒を活用できます。賃貸物件での生活をより快適にするため、これらのポイントを参考にしてください。
神戸エリアで賃貸物件をお探しの際は、OGAココヤル不動産までお気軽にご相談ください。物件選びから入居後のサポートまで、プロの視点で丁寧にサポートいたします。

