賃貸でも壁紙をDIY張り替えしても大丈夫?現状復帰時のポイントは?
賃貸物件でもお部屋の印象を変えたい!そんな想いを抱えている方は多いのではないでしょうか。実は、壁紙のDIYは賃貸でも可能です。
ただし、退去時の原状回復を考慮した正しい方法で行うことが重要です。この記事では、賃貸での壁紙DIYについて、法的なルールから具体的な施工方法まで、どなたにでもわかりやすく解説します。
賃貸での壁紙張り替えは可能?基本的なルールを理解しよう
原状回復義務とは何か
賃貸物件では、入居者は原状回復義務を負っています。これは、退去時に部屋を入居前の状態に戻すという意味ですが、すべてを完璧に元通りにする必要はありません。
国土交通省のガイドラインによると、経年劣化や通常の使用による損耗は大家さんの負担となります。入居者が負担するのは、故意や過失による損傷のみです。
具体的には、以下のような区分になります:
| 大家さん負担 | 入居者負担 |
|---|---|
| 経年劣化による壁紙の変色 通常使用による小さなキズ 日焼けによる変色 |
故意・過失によるキズや汚れ 喫煙による変色や臭い ペットによる損傷 |
壁紙の耐用年数は6年
壁紙には6年の耐用年数が設定されています。これは、6年経過すると壁紙の価値は1円とみなされ、張り替え費用は基本的に大家さんの負担になるということです。
賃貸でも安心!原状回復可能な壁紙DIY方法
方法①:はがせる糊を使用する方法
最も仕上がりがきれいになる方法です。水に溶けやすい専用の糊(ポテグルなど)を使用して、既存の壁紙の上から新しい壁紙を貼ります。
- ジャガイモのデンプンから作られた天然糊を使用
- 乾くまでは位置調整が可能
- 退去時は水をかけて簡単に剥がせる
- フリース(不織布)素材の壁紙がおすすめ
方法②:シールタイプの壁紙を使用
裏面がシール状になっている壁紙を使用する方法です。道具がほとんど不要で、初心者でも手軽に挑戦できます。
- カッター1本で施工可能
- 弱粘着なので壁を傷めない
- やり直しが難しい
- 種類が豊富で選択肢が多い
方法③:マスキングテープ+両面テープ
最も安心感のある方法として人気ですが、実は難易度は高めです。広い面積には向いていませんが、部分的な装飾には効果的です。
- 壁にマスキングテープを格子状に貼る
- マスキングテープの上に両面テープを貼る
- 壁紙を慎重に貼り付ける
- 退去時はマスキングテープごと剥がす
方法④:壁に直接貼らない装飾方法
壁に直接貼るのが不安な場合は、間接的な方法もあります:
- 突っ張り棒を使って壁紙を吊るす
- ラックの背板に壁紙を貼る
- 壁面収納の活用でディスプレイ効果を演出
壁紙選びのポイント:材質・色・模様で決める
材質による違い
| 材質 | 特徴 | おすすめ場所 |
|---|---|---|
| ビニール壁紙 | 水に強く、汚れに強い、安価 | キッチン、洗面所 |
| フリース壁紙 | 破れにくい、DIY向き、剥がしやすい | リビング、寝室 |
| 紙壁紙 | 自然素材、通気性良好 | 寝室 |
| 布壁紙 | 高級感、断熱効果 | リビング、寝室 |
色選びのトレンド
最近の人気色とスタイルをご紹介します:
- ジャパンディスタイル:ベージュ、アースカラー系
- 韓国インテリア:パステルピンク、パープル
- アクセントクロス:ビビッドなピンク、グリーン
- 定番色:白、グレージュ、くすみカラー
DIY実施前の重要な注意点
契約書の確認は必須
DIYを始める前に、必ず賃貸契約書を確認しましょう。壁の改装が禁止されている場合があります。
- 内装工事に関する禁止事項
- 原状回復に関する特約
- ハウスクリーニング特約の有無
- ペット飼育の可否(関連する損傷責任)
内装制限について理解する
一定規模以上の建物では、内装制限というルールがあります。火災時の安全確保のため、不燃・難燃材料の使用が義務付けられている場合があります。
必ず試し貼りを実施
本格的に施工する前に、目立たない小さな場所で1〜2ヶ月試し貼りを行いましょう。この期間で以下を確認します:
- 壁紙が剥がれてこないか
- 既存の壁紙にダメージがないか
- きれいに剥がせるか
- 糊残りがないか
現状復帰時のコツとポイント
剥がし方の基本手順
正しい剥がし方を覚えて、トラブルを避けましょう:
- 壁紙の端や角からゆっくりと剥がし始める
- 一度に大きく剥がそうとせず、少しずつ進める
- 裏紙が残った場合は水でふやかしてから除去
- 糊が残った場合は水拭きで丁寧に清拭
入居時の記録が重要
退去時のトラブルを避けるため、入居時の状況をしっかり記録しておきましょう:
- 入居前のキズや汚れを写真撮影
- 物件状況リストの作成・保管
- 管理会社との状況共有
- DIY実施前後の状況も記録
よくある質問と対処法
Q: 壁紙が上手く剥がれない場合は?
A: 霧吹きで水をたっぷりかけて、糊をふやかしてから剥がしてください。それでも難しい場合は、管理会社に相談しましょう。
Q: 原状回復費用はどのくらいかかる?
A: 壁紙の耐用年数(6年)を過ぎている場合、通常の張り替えは大家さん負担となります。ただし、特約がある場合は異なります。
Q: 管理会社への報告は必要?
A: 原状回復を前提とした壁紙DIYであれば基本的に報告不要ですが、心配な場合は事前に相談することをおすすめします。
賃貸でも正しい方法を選べば、壁紙のDIYは十分可能です。重要なのは原状回復義務を理解し、適切な材料と方法を選択すること。契約書の確認、試し貼りの実施、入居時の記録保管を忘れずに行い、安心してお部屋の模様替えを楽しみましょう。

